スーサイド・スクワッド感想。アラサーおっさんの目線

映画「スーサイド・スクワッド」がU-NEXTで配信され始めたので、感想を綴っていきたいと思う。



映画「スーサイド・スクワッド」って?

スーサイド・スクワッドの動画視聴

スーサイド・スクワッドといえば、2016年のハロウィンでハーレイ・クインのコスプレが話題になったDC作品だ。
DCってのはDCコミックのことで、バットマンとかスーパーマンのアメコミをイメージしてくれれば良い。

そういったアメコミといえば主人公はヒーローなのが常識的ではあるが、スーサイド・スクワッドは主人公が悪役。
今まで、バットマンなどのヒーローの敵側にいた人物で結成されたチーム、それが「スーサイド・スクワッド(自殺部隊)」というわけ。

スーサイド・スクワッドの動画視聴(2017年12月20日まで配信)

簡単なストーリーのネタバレ

ざっくりとストーリーを解説。

世界崩壊の危機だけどヒーローたちはもういない…
そこで、政府組織 A.R.G.U.Sの冷酷な女長官アマンダ・ウォラーは部下のリック・フラッグ大佐をリーダーとして、収容所にぶち込まれたスーパー・ヴィランたちで構成された部隊「タスクフォースX(のちにスーサイド・スクワッド)」を設立。


その一人だった魔女が裏切り、弟と共に世界を崩壊させようとします。
逃げれば首に取り付けられた爆弾が作動するスーサイド・スクワッドは、仕方なく任務を遂行するのでした。

結局、厳しい戦いの最中一部メンバーは死んでしまうも、その中で生まれた友情が功を奏して世界は救われました。めでたしめでたし。

スーサイド・スクワッドの感想

感想を述べていくのは、そこそこ映画を見るアラサーのおっさんです。
いろいろ感じたことがあるので、項目を分けて説明していきます。

友情パワー

別に友情パワーってほどの演出はなかったんだけれども、悪役なんだからいい奴な面を出さないでほしかったなーと個人的には感じたかな。

デッドショットみたいな家族を思っている設定なんていうのはいいんだけど…
ハーレイとかは最初から最後までイカれた悪でいてほしかったんだよなぁ。

葛藤の対象を友情に持ってきたのが一部キャラクターには合っていなかったよね。
キャプテンブーメランが最後に逃げたけど帰って来るところとかは人によっては熱いところだったんだろうけど、個人的には冷めてしまった。

結局、本当の悪役っていなかったよな…
ジョーカーもただただハーレイを助けようとしてただけだし(笑)

人の殺し方はいい具合だと思った

最初に逃げるスリップノットを爆弾で殺した演出は個人的に好きだったかな。
「スリップノット全然活躍してないじゃん!」という気持ちにもなったけど、スーサイド・スクワッドという部隊が「あっさり殺されるんだよ」ってアピールしたことには意味があったんだと思う。

ただでさえ人数が多くて、それぞれの活躍場面を削りに削ってる感じがしたから、最初の内に死んでくれたスリップノットさんには感謝ですよ。

悪役が三流映画

あの雑魚敵のぐちょぐちょした奴いるじゃん?
あれはちょっと安っぽすぎる気がしたよね。
まぁ、雑魚っぽさが出てるからいいんだけども…

三流映画と酷評をしてしまったけど、意外とあういうところは制作側も苦労するんだとは思う。

強そうに作ると→雑魚すぎて拍子抜けした。
弱そうに作ると→三流映画かよ。

こんなジレンマもあるのかもしれないね。

ジョーカーの刺青はいらない

ジョーカーの顔についている刺青はいらなかった。
気持ち悪くはあるけど、あれも安っぽく見えたんだよね。
ジャレッドレトの演技はなかなか良かったけど。

ジョーカーの世間的評価に反論

スーサイド・スクワッドが海外で上映されたときに、ジョーカーについていろいろな批判が出てきていた。

・ジョーカーの出番が少ない。
・ジョーカーの演技がヒース・レジャーの足元にも及ばない。

こんな意見もあるけど、ジョーカーの出演シーンは別にあれくらいで良かったと個人的には思う。
そもそもこの映画ってジョーカーが出てくる必要性ってそんなに多くないと思ったんだ。
ジョーカーは一緒に戦ってくれるわけではなくて、ハーレイへの心情にスパイスを与える役柄として出てきたわけで、決してメインディッシュではなかった…

また、ジョーカーは途中で「死にました」って演出になっていたから(死んでないのはバレバレだったが)、そこにハーレイの心情に大打撃を与えたわけで、その後ジョーカーが出てくることは最終場面以外ではありえなかった。
そう考えると、ジョーカーの活躍はあの程度で十分だったと言える。


そしてヒース・レジャーと比べるのは本末転倒だと思う。
そもそも、今回のジョーカーの目的ってダークナイトほど狂ったものではないんですよね。
ハーレイを助けようとしているジョーカーを演じるのであれば、その中で狂った男であることを表現しなければいけない…対してダークナイトのジョーカーは目的自体が理解不能で混沌としているんです。

そんな状況でヒース・レジャーと同じような演技をしても評価が高くなるわけもなく…ジョーカーというキャラといっても全く別物ってことは、比べるべきではなかったのではないかな…というのが個人的な思い。

ただ、ジョーカーはやはり私もダークナイトのジョーカーが好きだね。
ってか、ハーレイを助けたい一心のジョーカーとか見たくなかったな(笑)
結論、ジェレッド・レトの演じるジョーカーは演技自体ではなく、キャラクターの心情と行動がよくなかったと思う。
そこの設定が悪くなかったらジャレッド・レトの演技がもっと光っていたはず。

カタナの片言感がやばい

カタナは福原かれんっていう無名の日本人がやってるわけだけど、もともとアメリカ在住だけに英語はペラペラ、日本語も外国人から見ればペラペラです。
ただ、やっぱり環境的な訛りもあるだろうから、片言っぽくなっちゃったのは攻めれないところ。

むしろ、そこに面白味を感じたんだよね。
海外で日本語が出てくるとそんな発音なんてものはほとんどの人がわからない。
逆に日本映画で英語を使う場面が出てくると、海外の人から同じように「片言」だの「発音」だのと言われるのでしょう。

その感覚を得られる珍しい作品なので、見て損はないと思う。

良かったところ

批判的な部分が多くなってしまったから、良かった部分もしっかり上げていこう。

とりあえず、ハーレイが可愛いってところが良かったな。
ビジュアルも良かったし、最近話題になっていたマーゴット・ロビーを選んだところも良かったよね。
もともと結構エロい役が多いし、そのビジュアルが生きたと思う。

ウィル・スミスもやっぱり安定感があるね。
見る前は、「うわー、そこウィル・スミス使っちゃうかー」と思ったけど、やっぱりこういう大御所役者は作品全体のバランスを取ってくれてると感じた。

挿入歌の使い方も上手い。

そして、予告はぶっちゃけ今までの映画至上でも素晴らしい仕上がりだったと思う。
予告が良かっただけに本編は残念に思えたので、広告のやり方ってものも考えさせられたし。
期待を最初にあげることは顧客満足度を下げることにつながるってことだね。
最初のうちに期待を下げておけば「想像以上だった」ってなるから満足度は上がるけど、それだけ手にとってくれる人が減るわけだから、そのへんのバランスって大事だなと。

スーサイド・スクワッドの総評

スーサイド・スクワッドを総評すると60点くらいだろうか。
いろんな発見ができた面でいい映画だったけど、ヴィランのイメージを崩す作品でもあったのが残念な点だった。
ストーリーも普通に面白くなかったからね。

けど、見て損もしなかった作品。
U-NEXTって最新映画はポイントを支払うんだけど、それを払う価値は十分にあったかな。

U-NEXTは月額無料で初回600ポイント付いてくるから、もしスーサイド・スクワッドだったり他の最新映画をみたい人は試してみてくれ給え。
スーサイド・スクワッドの動画視聴(2017年12月20日まで配信)