抽象度を上げる方法とは?理解しないと一生損する思考法

近頃、ネットビジネスをしている仲間たちのあいだで、たまに「抽象度」という言葉が会話に出てくるようになりました。

「抽象度を上げないといけないんだよ。」
「あの人は抽象度が高いからなぁ…」


私は具体と抽象については深く理解しているので判りやすい表現なのですが、「この人たち何言ってるの?」という状態の方も多いのではないでしょうか?


しかし、抽象度について理解しているとしていないでは、人間の思考力に圧倒的な差を生み出します。むしろ、理解しないと一生情弱と言っても過言ではありません。


今回は

  • 抽象度とは何か
  • 抽象度を上げる方法
この2点について、誰でも簡単に理解できるようにわかりやすくまとめていきます。

抽象度についてまったく理解できていないと思う人は、集中して読んでください。理解できれば論理的思考ができるようになりますので、確実に頭が良くなります。



抽象度とは?



抽象度について、一言で表すのはとても難しいですが、

簡単に言えば「抽象度の高い人=本質のわかっている人」ということです。

これを理解するために「抽象」と「具体」について理解しましょう。

抽象と具体

goo辞書より

・抽象の意味
[名](スル)事物または表象からある要素・側面・性質をぬきだして把握すること。

・具体の意味
物事が、直接に知覚され認識されうる形や内容を備えていること。


はい、わかりにくいですねー辞書って(笑)


この具体と抽象について理解するには…

まず「犬」をまずイメージしてください。

・・・

できましたか?



それでは、次に「犬って例えば?」という問いに答えてください。

ゴールデンレトリバー、プードル、ダックスフンド、ブルドッグ…

これらは全て犬の「具体例」ですよね。逆に言えば、ゴールデンレトリバーを抽象的に言えば「犬」となるわけです。



では次に「犬って要するに何のこと?」という問いに答えてください。

犬って言えば要するに…アレだよな、「動物」だよな!

そう、“要するに○○”と言ったときには抽象になるのです。逆に言えば、動物の具体例は「犬」だったり「猫」だったりするわけです。


今の会話を絵にするとこんな感じ。



つまり、抽象化とは具体的なものの共通点を抜き出すということ。

具体と抽象の意味は、このように一緒に対比させて考えてしまえば理解しやすいんです。


どんなことに対しても抽象と具体をうまく分けて考えている人は、頭の中がカテゴリーのごとく整理されているので、単純に頭がいいというわけなんですね。

結局のところ抽象度が高いとは?

抽象度が高いということは、具体と抽象を自由に行き来する能力があるということです。

具体と抽象とは言っても、「犬と動物」のような例以外にも抽象化できる事例が山ほどあります。


例えば、「孫子の兵法」というものは、もともとは兵法であり戦争の本質が書かれたものですが、現代ではビジネスにも共通すると言われたくさんの人に読まれています。

この孫子の兵法を図にすると以下のようになります。



戦争の本質をまとめたものが孫子の兵法であり、戦争からビジネスとの共通点を抜き出し応用しているということです。

もちろん、ビジネスだけでなくスポーツやゲームにもきっと共通点があるでしょう。


「本質を見抜き、それを他でも応用していける能力がある」

これこそ、抽象度が高い人の特徴と言えるでしょう。


抽象度の低い人の特徴



抽象度の低い人はこの世の中に大勢いるわけですが、その人たちには特徴があります。

感覚派が多い

物事を「なんとなく…こうすればいいんでしょ?」で捉えて挑む人たちのことです。

例えば、スポーツでコーチをしたときに「ここをビュッ…とやれば、こうしてビャッ…っとなるから…」というみたいに、上手く言葉で説明できない人はほとんどの場合、感覚派です。長嶋茂雄さんのような方は感覚派タイプ。

逆に、言葉で「足の向きを少し外側に開くと、腰が回転しやすいから…」と言葉で上手く説明できる人は抽象度の高い理論派タイプです。原辰徳さんとかは理論派と言えますかね。


ちなみに、感覚でうまくいってしまう人は「天才」なんです。

もし、「自分は感覚派だな」と感じた方でも、天才的に物事を乗り越えられてきたのであればぶっちゃけ抽象度なんかどうでもいいです。コツさえわかってしまえば、なんでも乗り越えられますから(笑)

しかし、「自分は感覚派だけど凡人だ!」と感じたなら抽象度を上げることを意識すると良いでしょう。そうしないと天才には一生かないません。

答えをすぐ知りたがる

本質を考えるのを面倒くさがる人のことです。

数学で途中の計算式をすっ飛ばして答えに辿り着きたくなる人に多く、「なぜ」その答えになるかはどうでもいいと感じてしまう人…「なぜ」を求めないから計算の本質が理解できないんですね。


ネットビジネスの世界でよくあることで例を挙げるとしたら、儲け方の本質を理解しようとせず「このやり方なら必ず儲かる!」なんて思っている人は抽象度が低いです。

極端な人は「ワンクリックで10万円!」とか「絶対儲かる裏技!」みたいなのに騙されます。情弱ですよね。(信じられないかもしれませんが、実際にいます)


というわけで、情弱を脱するためにも抽象度を高めることをオススメします。

抽象度を上げる方法



抽象度の意味と必要性がわかったところで、抽象度を上げる方法について解説していきます。

物を具体と抽象に分けて整理する

まずは、周りの物を具体と抽象に分けて考えて頭の中を整理する練習をしましょう。


例えば、お風呂に入ったなら「シャンプー」を具体化したり抽象化したり…

シャンプーには具体的に「TSUBAKI」とか「エッセンシャル」とかがあって…

逆に抽象化すると「美容品」なのかな…という感じで、カテゴリー分けしてピラミッド状にしていくんです。


この訓練によって、具体と抽象を整理できるようになります。

なぜ?を追い求める癖をつける

これが一番大事と言っても過言ではないのですが、「なぜ?」と思う癖をつけるんです。

「なぜ?」の先には本質があるので、物事を抽象的に捉えることになるんですね。


例えば、駅の電光掲示板に小さく英語で文字が描かれているのは「なぜ」なのか…
→「海外からの観光客や移住者が増えたから。」

このように「なぜ」が明確になったことで、本質(抽象)を得ることができたというわけです。


「海外からの観光客や移住者が増えたから。」

この本質が見えれば、いろいろな具体的なアイディアが思い浮かびます。

駅弁のおしながきにも英語を使って海外の人にもわかるようにしたり、ターゲットを海外の人だけに絞ったお店を作ったり…(成功するかは別として)


本質を捉えることができれば、できることが山ほど増えるというわけです。

スポーツも勉強も文武両道を保てる人は、スポーツで活かしたことを勉強にも活かせるし、ゲームや仕事にだって活かせるわけですね。

「この人何やってもできそうだなー」という人を想像してみてください。たぶん、その人は抽象度の高い人です。



ドラゴン桜の芥山先生も「なぜ?」を追い求めることの重要性を語っています。

社会人にとっても勉強になることがたくさん書かれていますので、まだ読んでいない方は是非読んでみてください。

まとめ

抽象度についてまとめると以下の通り。

・抽象度とは
本質を見抜き、それを他でも応用していける能力

・抽象度を上げるには
物を具体と抽象に分けて整理する
なぜ?を追い求める癖をつける

抽象度を高めれば、論理的思考ができるようになり、本質(抽象)から様々な発想(具体)を思いつくことができるということですね。

その本質を何にでも活かせるようになれば、何でもできる人になる…ということでした。