ディズニー映画「BFG」感想・評価!動画視聴もできます!

U-NEXTでディズニー映画「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」を観ましたので、アラサーのおっさん視点で感想と評価を書きなぐっていきます。
先にザックリ話しておくと、感想「スピルバーグらしい作品だけど少し足りない」、評価「5点中4点」です。



映画「BFG」の概要

BFGは「チャーリーとチョコレート工場」を書いたロアルド・ダールの児童書「オ・ヤサシ巨人BFG」が原作と成っています。


脚本は「E.T.」のメリッサ・マシスンで2015年に亡くなりました。
BFGの上映は2016年ですので、メリッサ・マシスンにとってBFGは遺作にあたります。

そして、監督はスティーブン・スピルバーグということで、メリッサ・マシスンとは黄金タッグとも言えます。
また、スティーブン・スピルバーグがディズニーを手がけるのも初めての作品であったため、大きな期待がかかった作品でした。


役者はBFG役にスティーブン・スピルバーグ作「ブリッジ・オブ・スパイ」で大活躍したマーク・ライランスを起用。(たしかスパイのジジイ役だった)
吹き替えはBFG役にベテランの山路和弘、ソフィー役にスケートの本田望結が担当。

巨人が主人公だけに大作です。


映画「BFG」のあらすじ・ネタバレ

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントの動画視聴

あらすじは超ざっくりです。
細かいところまで見たい方はU-NEXTで視聴してみてください。
BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントの動画視聴(2017年10月14日まで配信)

親のいないソフィーはいつも夜中に起きていて、深夜窓の外を見ていると巨人を見てしまいます。
それに気がついた巨人はソフィーを捕まえて巨人の国に連れて帰りました。

連れ去ったその巨人は、前に連れ去った人間の子供にBFG(ビッグフレンドリージャイアント)と呼ばれた存在でしたが、巨人たちの世界では小柄な巨人だったためチビと呼ばれていました。
というのも、BFGは人間を食わない巨人で、不味い”おばけキュウリ”しか食べていなかったのです。
最初は逃げようとするソフィーでしたが、人食い巨人を必死にごまかして守ってくれるBFGとだんだん仲良くなっていきます。

BFGは巨人の国で夢を捕まえて、真夜中に人間の国へやってきてラッパで人間にその夢を吹き込んでいるのでした。
ソフィーはBFGと一緒に夢を捕まえ、人間の国へ行き、夢を吹き込み…

しかし、ある日人食い巨人がソフィーの存在に確信し、BFGの秘密の部屋に押しかけて、部屋中を荒らしに来たのです。
BFGは勇気を出して熱した棒を振り回し人食い巨人たちを追い払いますが、このままではいずれソフィーが食べられてしまう…
こうしてソフィーは人食い巨人を成敗する計画を立てるのでした。

真夜中のこと、ソフィーはBFGとともに人間の国へ行き、女王様の寝室に忍び込みます。
そして、BFGのラッパで女王様に「巨人が小さな子供を襲う悪夢」を見せます。
驚いて起きた女王様にソフィーがBFGを紹介し、女王様に人食い巨人をやっつけるため軍隊を用意するように提案をしたのです。

ソフィーとBFGは王宮の会食に呼ばれ、人間たちとの交流を深めます。
そこで、BFGは今まで食べたことのないご馳走を食べてご満悦。
仲が深まったところで、BFGは人間たちを巨人の国へと案内し、人間たちはヘリコプターでBFGについていきました。

BFGは巨人の国に着くと「悪夢」を瓶に詰め、寝ている人食い巨人にラッパで夢を吹き込もうとします。
しかし、ラッパを王宮に忘れてきてしまったことに気がつき、ソフィーが瓶を持って人食い巨人たちのそばに近づいていったのです。
ソフィーは一人の人食い巨人に気づかれてしまうも、瓶を割りたくさんの巨人に悪夢を見せることに成功。
人間たちのヘリコプターが追撃し、人食い巨人たちはヘリコプターによって捕獲されました。

人食い巨人たちは、人間たちが立ち寄ることもない無人島に置いていかれます。
人間はそこにおばけキュウリの種だけを置いて去っていくのでした。

ソフィーはその後、人間の国の王宮で豊かに暮らし、BFGは美味しい作物の種を貰い巨人の国で美味しい料理を作って過ごすのでした。

BFGの感想

BFGの感想をアラサー男性視点でオラオラっと書きなぐっていきます。

ファンタジー鉄板のあらすじ

あらすじとしては名作映画特有の「よくある流れ」です。(悪い意味ではありません)
物語の作りって実は大体テンプレみたいなのがあって、BFGもそのテンプレにしっかり当てはまっているんですね。

その法則は以下のページで詳しく解説されていますので、読んでみると「あー、なるほど!」と感じると思います。
『神話の法則』の三幕構成

あっさり系の脚本

BFGはちょっぴり盛り上がりに欠けるというか、感情の揺さぶりが少し弱いなーと感じるのですが、アーキタイプでいう「シェイプシフター」の存在が緩いためじゃないかと思っています。(シェイプシフターについても、上記リンクで解説があります)

BFGのシェイプシフターは王宮の人々のことで、特に王女の側に仕えていた男性です。
BFGを初めて見たときに警戒して兵士たちに銃を向けさせますが、王女に止められ話をする…という、たったこれだけの揺さぶりしかなかったのが弱すぎたと思います。

最後の場面でも、BFGとソフィーがあっさり別々に暮らしているあたり、全体的に緩めな内容になっています。


このあたりは賛否両論だとは思いますが、個人的にはサッパリとした構成は嫌いじゃないですが、王宮とBFGが仲良くなる過程が軽すぎたように感じました。
あれです、ラーメンで言えばコッテリとアッサリを選ぶときに、アッサリが好きだからアッサリを頼んだけど想像以上に味が薄すぎたってイメージです。

幻想的かつコミカル

世界観は現実と幻想が入り混じった作品でスピルバーグらしい仕上がりです。
草原が綺麗でゆったりとした感覚。

小道具が作り込まれており、それらが盛大に散らかるようなシーンもあり…
カメラ割りも少なくて動きを楽しむ映像作品としてはかなり秀逸だったと思います。


また、ソフィーが毛布をかぶって歩いているところに猫がちょこんと乗ってたり、巨人たちと車でぶつけ合わされるシーンはコミカルで面白いですね。

役者の演技が素晴らしい

ソフィー役の子役・ルビー・バーンヒルの演技、レベル高いです。
さすが、最近の子役はすごいですよ、同じディズニー映画「ジャングル・ブック」の子役さんとか…

BFG役のマーク・ライランスもCGとの間でよくやったものです。
モーションキャプチャという手法で撮影がされているのですが、BFGの優しい笑顔までしっかりマーク・ライランスの演技だというあたり、すごい技術です。

原作が児童書とはいえ…

原作は児童書ですが、全然大人でも楽しめる作品だと個人的には感じました。
上映当時は「子供向け」「大人には物足りない」といった意見もあったようですが…

BFGがソフィーを守るシーンが度々見られる作品ですが、敵である巨人は怖い存在。
そんなBFGに共感する方もいらっしゃったのではないでしょうか?

なんだかんだで、大人への教訓もある作品だと思っちゃったんですね。
だって、大人には人食い巨人みたいな人も結構いるでしょ(笑)

やる気のない会社の先輩が仕事押し付けてくるやつとか、後輩を食い物にしてるようなもんですよ…
「あの先輩、いらないです」って上司に言ってやる勇気も必要なのかも…(保証はしません)
まぁ、私は会社員やめちゃったんで今は昔の話ですが。

ツッコミどころがいろいろ…

いろいろつっこみたくなることもありました。

BFGって本当にいい巨人なの?

普通に人攫いですよね(笑)
人間に夢を吹き込んでいるからイイ巨人…とは思えないのは私だけでしょうか。

巨人の国に車…?

巨人の国に人間が乗れるサイズの車があるんですけど…
前にBFGが仲良くしてた男の子以外に人間が住んでいたんですかね?

地球が生まれたあたりから存在していた巨人…うーん、どこか納得がいきません。
どういう設定なのでしょうか。

ヘリ半端ねぇ

最後はヘリが人食い巨人を持ち上げて去っていくのですが、結構軽々と巨人を持ち上げているように見えるんですよね(笑)
実際に軍用のヘリってどれくらいのものを持ち上げられるのかは知らないので何とも言えませんが、ちょっと違和感を覚えました。

まぁ、もしかしたら巨人がハリボテだったのかもしれません(笑)


そんなこんなで、屁理屈を並べてみました。
ヘリだけに(寒)

BFGの評価

BFGを5段階で評価するのであれば4点といったところでしょうか。
足りない1点は、ちょっぴり内容があっさりし過ぎていた点と、革新的な内容ではなかったという点ですね。

世界観としてはスピルバーグらしいと感じましたが、目新しい感覚はしませんでした。
映像作品として見ても、モーションキャプチャを使うも「新しい」とはいえず、他の作品にお取りがちです。

「スピルバーグ」というブランドがある以上、作品への期待が上がりすぎてしまうのでしょう。
それだけスピルバーグには革新的なものを求められている気がします。
逆に、これが新人監督の作品であればもっと話題の作品になっていたことでしょう。

総合評価=クオリティ/期待
この公式が見事に当てはまったように思えました。

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントの動画視聴(2017年10月14日まで配信)