嘘の戦争の名言から学ぶ、人の心を動かす商売のテクニック

草なぎ剛主演のドラマ「嘘の戦争」ですが、今期ドラマの中でも見応えがありますよね。
草なぎ剛演じる主人公・浩一は詐欺師なわけですが、その口から飛び出す名言ともセリフがなかなか面白いんです。

名言とは、詐欺師・浩一の”詐欺のテクニック”のことです。
ただ、詐欺師のテクニックはまさに”人間の心を動かすためのテクニック”そのものであり、詐欺でなくとも身近なところで使われているテクニックだったのです…

そんな詐欺師・浩一の名言から学とれることはないかチェックしてみましょう。



嘘の戦争とは?

そもそもドラマ「嘘の戦争」がどういうお話なのかというと…

主人公の浩一は、子どもの頃に家族を殺されており、浩一はその現場に居合わせていました。
浩一は運良く生き残りましたが、大人たちの陰謀により殺人ではなく一家心中事件として揉み消されてしまいました。

そんな浩一はそれを境に人生が大きく曲がって行き、大人になった現在は詐欺師としてタイで稼いでいました。
しかし、そのタイで偶然出くわした男が親を殺した犯人だとわかり日本へ帰国することに。
こうして浩一は当時の事件関係者を詐欺の手口で次々と復讐していきます。
この記事を書いている時点では2話まで放送されていますが、第1話目は2時間スペシャル、第2話目も15分延長ということで、関テレさんもかなり力を入れていることがわかります。

フジテレビ・オン・デマンドで視聴することも可能です。
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嘘の戦争の名言

気になるセリフが出てきたら随時更新していきます。

ちなみに、私は心理誘導についてジャパネットをよく例に出しますが、ジャパネットが詐欺だと言ってるわけではありませんので!
どんなものであっても、販売する際にお客さんに買ってもらうためにはどうすれば良いか、ジャパネットには学ぶことがたくさんあると考えています。

1話の名言:考える時間を与えない

騙しを仕掛けるときは、相手に考える時間を与えない。冷静に考える時間を奪えば、相手はこちらの期待どおりに動く。

これは、時間的の制約を相手にしっかり与えるということですよね。
人間は「今だけ」という時間の制約に弱いんです。

例えば、ジャパネットで言えば…

  • 今すぐ、お電話ください!
  • お急ぎください!
  • ○月○日○時まで

というように、「お早めに!」ということを何度も念押ししてくるんです。
また、「数量限定」というのも、遅ければなくなってしまう危機感を煽りますから、それだけ早く行動しなければなりませんよね。
実際、ジャパネットに電話をかけている人は考えてる暇なんてない状態です。


そして、時間指定の原理は”相手の心理を動かすため”だけではなく“自分にも”適用できます。
例えば、仕事が遅い人に期限を短めに決めてあげると、それだけ仕事を早く終えるようになったりします。

それは浩一が言う通り”冷静に考える時間を奪う”ことになるのですが、仕事において何かを考える時間が無駄になっていることは多々あるんです。
仕事の遅い人は70%で良い仕事を100%にする癖のある完璧主義な人が多いんです。
けど、結局考えても70%の仕上がりが100%になることはほとんどないのが現実。

そうなるくらいなら、ササっと70%の仕事をさせて、余った時間で残り30%を修正していった方が効率的。
仕事が早くてよくできる人は、100%の仕事をこなそうとする人より、「まずは時間を決めて70%の仕事をする人」なんですね。

時間を決めずに仕事を始める人は効率の悪い人です。

1話の名言:返報性の原理

まずは相手に得をさせて信用を得る。信用を買うのに200万の先行投資なんて安いもんだ。


こちらの名言は心理学でいう「返報性」を表しています。
返報性とは、「人は他人から良いことをしてもらうと、恩を返さなければならないと感じてしまう」という人間の心理です。

これは商売でもとても重要な考え方なんです。
例えば、食料品の試食サービスなんていうものは「実際にどんなものなのか食べてもらう」と同時に返報性の原理を利用しているわけです。
特に、試食させてるおばちゃんから「今焼きたてなので是非!」なーんて爪楊枝に刺さったパウンドケーキを渡されたりすると、より強い返報性が効いてきたり…

たまーに見る実演販売のプロも、最初に実演を見てくれる人を集めるときに子連れ親子にアメちゃんを渡すところから始まったりするそうです。
そのお礼として、実演販売を「見なきゃいけない」と思わせた挙句、「買わなきゃいけない」と思ってしまう人も多いんだとか。(テレビで実演販売のプロが言ってました)

名言が出たシーンでは、二科次男が浩一のために恩を返すどころか、200万円も先に貰っているわけですから信用するまでに至っているということです。

1話の名言:リアリティとユーティリティ

騙しに必要なのはリアリティとユーティリティ。リアリティ、つまりコイツの言っていることには現実味があると感じさせること。そしてコイツは自分の役に立つと思わせる、それがユーティリティ。

〜中略〜

その二つが揃ったとき、人は相手を信じたくなる。

こちらはジャパネットの実演がどれだけ有用なものなのかを表しています。
ジャパネットといえば掃除機のトルネオシリーズですが、

「このトルネオV、どんな小さなホコリでも根こそぎ吸いとってくれるんですよ!最近ではハウスダストなんていうのも気になりますよね…」

と言い、その後に“従来の掃除機”と”トルネオV”を実際に比較して実演して見せてくれるんです。

実演がなければユーティリティを伝えただけで、リアリティがない…そこで来る実演販売は現実に従来の掃除機を比較をしているわけですから、視聴者は現実を目の当たりにしているんです。

ジャパネットだけでなく、テレビショッピングではそれだけ商品を持った後のリアリティを視聴者に見せつけるんです。
あったかい衣服であればサーモグラフィーで暖かさを検証したり、健康サプリメントであれば元気になったお爺ちゃんお婆ちゃんを映像で紹介してあげたり…


ユーティリティだけでは人は信じない、だからそこにリアリティを加えてあげる…
逆にリアリティだけだと「ふ〜ん」で終わってしまいますが、それにユーティリティを感じさせれば(自分に利益があると感じさせれば)人は食いついてくるってことですね。


まとめ

嘘の戦争は詐欺テクニックを教えているようで、「現実に人は言葉で動かされている」ことを表している作品と言えるのではないでしょうか。

今回は幾つかの名言をピックアップしましたが、セリフだけでなく浩一の行動にも勉強させられることは多いです。
嘘の戦争は本当に面白いドラマだと思います。